2018/07/25 18:54
美人と言ったらどんな人を思い浮かべますか?
今回は古代における美人について取り上げます。
●飛鳥時代
確実な資料はありませんが、飛鳥時代のものとされている高松塚古墳壁画を見る限りは
・ふっくらした輪郭
・切れ長の目
が美人とされていたように考えられます。
この時代から、私たちが想像する「昔の貴族」の美人の基準ができていたのでしょう。
●奈良時代
・あごがぽちゃっとしていて豊満
・太い眉
・小さい口
この時代であれば女帝の元正天皇が「艶やかで美しい」との言い伝えが残っています。
富の象徴として、ぽっちゃりとして太めの女性も人気がありました。
●平安時代
・しもぶくれ
・細い目
・おちょぼ口
・とがった小さい鼻
・サラサラの長い髪
平安時代は見た目だけでなく、声、和歌を詠む能力「知性」も美人の条件だったようです。
そのため、貴族は必死になって自分の子供に知的な家庭教師をつけたがりました。
この時代では世界三大美女としても有名な小野小町もこの時代の人物です。
古代では、ふっくらとした女性が好まれていたようです。
現代では痩せた姿を目指す女性が多いですが、古代だと人気がなかったみたいですね。
次回は中世における美人について取り上げます。
知りたい情報やお悩みあれば、SNSからご連絡ください。
Instagram・Facebookで「キツネノチエ」と検索でご連絡頂けます!
キツネノチエ